朝霧がしっとりと山々を抱きやさしい陽光が静かに注がれます 山あいの小さな茶産地玉川から
それは、穏やかな時間が流れる場所。
静岡市安倍川上流域の 山あいにある小さな村「玉川」。 川沿いの山の斜面に緑の茶畑が広がります。 そこには人々のあたたかい笑顔があふれ、 ゆったりとした時間が流れています。
それは、古くからお茶づくりを営んできた暮らし。
安倍川上流域は、静岡県の中でもお茶の歴史が古い地域。 玉川地区では昔から お茶づくりが生活の中に根付いていました。 恵まれた環境と積み重ねられてきたお茶づくりの歴史が、 今日の玉川のお茶を支えています。
それは、豊かな生命を育む自然。
澄んだ空気と清らかな川の流れ。 豊かな大自然に抱かれて玉川のお茶は育っています。 川からたちのぼる霧が茶園を包み、 直射日光を和らげることで、 玉川茶独特のやさしく繊細な味が生まれます。
それは、健やかな茶樹を支える土。
美味しいお茶づくりの基本となる土づくり。 良い土が丈夫な茶樹を育て、 みずみずしい茶葉を生み出します。 茶樹がしっかりと根を張り、 充分な養分を吸収できるよう、 気候やお茶の状態を見極めながら 健康な土壌環境を整えています。
それは、お茶づくりに向ける情熱。
美味しいお茶を皆様にお届けしたい。 その想いをもとに、 生産家が丹念に育て上げるお茶。 長年の経験ときめ細かな世話により、 玉川らしいお茶の味が守られています。